いよいよ今夜9/14ドラマ『べしゃり暮らし』最終回です。
漫才監修として去年から劇団ひとりのもと、火災報知機小林とともに関わらせてもらいました。
作ったネタは20本以上、ボツネタ含めたら50本以上になります。
その中でも最終回の最後のべしゃり暮らしの2人のネタは最も印象深いものとなりました。
最後のネタ収録は、ドラマ全体としてもクランクアップの日に川口で行われました。
前日は横浜で別のネタの収録。
その日の昼休憩時に、翌日の収録する最後のネタの台本をべしゃり暮らしの2人に渡し、
「ちょっとやってみますか」
と言う劇団ひとりと僕で実際に漫才をしてみました。
このネタは、小林原案で、何度も作り直してドラマのストーリーにも合わせた我々の自信作。
相方をアルバイト求人情報誌で募集するという内容。
「どう?おもろいやろ?」
という我々に対し、どうも主役2人の反応が。。
「ちょっと難しいから不安なんかな?」
と思った程度で、その場は撮影に戻りました。
その日の撮影が終わり、劇団ひとりは明日の撮影最終日の準備のために先に現場をあとにし、僕もそろそろ帰ろうとした時。
辻本役の渡辺大知さんから
「山崎さん、ちょっといいですか。。」
楽屋についていくと圭右役の間宮祥太朗さんが難しい顔をして座っていました。
しばしの沈黙のあと
「明日のネタ、ちょっと違うんじゃないかと。。」
最後のネタにして、はじめて演者側からのNGが出ました。
正直、
「なんでやねん、おもろいやんか」
という気持ちでした。
が、2人の話を聞いていると納得してきました。
・内容がお笑い界の話に偏りすぎている
・アルバイト求人情報誌をそんなに知らない
・べしゃり暮らしの売りである『アドリブ感』にとぼしいのでは
…僕達の独りよがりのネタになっていました。
そんなこんなで5時間くらい話合いました。
そこから劇団ひとりと連絡を取り合い、東京に戻って太田プロの稽古場に2人で集まりました。
2人の想い、考えを伝えると
思いのほかあっさり
「じゃあもっといいネタ作りましょう!」
と。
ここから日付が変わるまでネタ作り、そして2人で動画撮影。
べしゃり暮らしの2人にその動画を送ったのは午前1時を回っていました。
「これでべしゃり暮らしの2人が気に入らなかっらどうするよ?」
すると劇団ひとりは
「そんなわけないですよ。
ていうか、結果、面白いネタできましたね」
忘れられない、僕達のまさに『べしゃり暮らし』でした。
いなかった小林には悪いけど。
数時間後、現場に到着。
すると間宮さん、渡辺さんから
「これまでで最高に面白い!ありがとうございました」
という最上級の言葉をもらいました。
そしてびっくりしたのは、
ネタを送ってから数時間しか経ってないのに2人が完璧にネタを演じてくれたこと。
2人の役者魂に感激しました。
そのあとの本番は、ドラマだからわざと笑うではなく、素直に声出して笑ってました。
かなりハードル上げましたが、是非本編でお確かめください!
本当にこの『べしゃり暮らし』に関われて、素晴らしい経験をさせてもらいました。
そしてモータースLIVE出演者もいっぱい出演させてもらいました。
感謝感謝でごさいます。
さあ、オンエアまで1時間切りました!
みなさん、よろしくお願いします!
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